こんにちは。DW3です。
仮想通貨の世界にはさまざまな通貨が存在しますが、「仮想通貨USDT(テザー)とは一体何なのか?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、USDTの基本的な特徴から、なぜ多くの投資家や取引所で利用されているのか、そのメリットとデメリットまでをわかりやすく解説します。
USDTの価格安定性や取引のしやすさ、そして考慮すべきリスクについて簡単に理解できます。
仮想通貨USDTの全体像がクリアになり、より賢く投資や取引に活かせるようになるでしょう。
USDT(テザー)に少しでも興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
- USDT(テザー)の仕組みを理解できます。
- なぜ今USDT(テザー)に注目すべきかが分かります。
- USDT(テザー)のメリット・デメリットについて理解できます。
- USDT(テザー)について詳しく知りたい方。
- 「USDT」という仮想通貨に興味がある方。
- USDT(テザー)の懸念点を知りたい方。
- 日本、海外の豊富な文献を調査し要点をまとめました。
- 投資対象としての仮想通貨だけではなく、テクノロジーとしてのブロックチェーンを研究している筆者による調査レポートです。
- ブロックチェーン専門家の第三者的視点を交え、記事の信憑性を確認しています。
それでは解説していきます。
仮想通貨USDT(テザー)とは?
仮想通貨USDTは、1米ドルと同じ価値となるように設計されているステーブルコインです。
Tether Limited社が2015年2月に発行し、仮想通貨の中では、BTC(ビットコイン)やETH(イーサ)に次ぐ時価総額第3位を誇ります。 ※2024年3月時点
その安定性から、海外の取引所でよく利用されますが、日本の取引所ではまだ取り扱われていません。
仮想通貨USDTは、BTCなどのような大きな価格変動が少なく、仮想通貨市場で重要な役割を果たしています。
| 日本語名称 | テザー |
| 名称 | USDT |
| ティッカー | USDT |
| 時価総額ランキング | 3位 |
| 時価総額 | 3位 |
| 価格 | 1ドル=1USDT |
| 発行上限数 | なし |
| コンセンサスアルゴリズム | Proof of Reserves(第三者機関による残高証明) |
| 発行元 | Tether Limite |
| 取り扱い取引所 | Binance(バイナンス) Coinbase(コインベース) Kraken(クラーケン) OKX(オーケーエックス) ByBit(バイビット) など |
| 公式サイト | https://tether.to/en/ |
仮想通貨USDT(テザー)の特徴
仮想通貨USDTの特徴は以下のとおりです。
- 法定通貨を担保とする仮想通貨
- 多岐にわたるブロックチェーンに対応
- 時価総額3位の仮想通貨(2024年3月時点)
- スイスのルガーノ市などで法定通貨に採用されている
各特徴について解説します。
法定通貨を担保とする仮想通貨
仮想通貨USDTは実際の通貨(法定通貨)を担保とするステーブルコインです。
USDTのような法定通貨を担保するステーブルコインは「法定通貨担保型ステーブルコイン」と呼ばれています。
ステーブルコインは複数種類があり、以下表のとおり4種類に分類可能です。
| ステーブルコインの種類 | 銘柄 | 特徴 |
|---|---|---|
| 法定通貨担保型 | USDT(テザー) USDC(USDコイン) | 法定通貨(米ドルや日本円など)を担保にして価格を安定させている |
| 仮想通貨担保型 | DAI(ダイ) LUSD(Liquity USD) | BTCやETHなどの仮想通貨を担保にして価格を安定させている |
| 商品(コモディティ)担保型 | ZGP(ジパングコイン) PAXG(パックスゴールド) | 金(コモディティ)などを担保にして価格を安定させている |
| 無担保型(アルゴリズム型) | UST(テラUSD) YAM | アルゴリズム(プログラム)によって価格を安定させている |
BTCやETHをはじめとする仮想通貨は、価格変動(ボラティリティ)があります。
以上の仮想通貨は、法定通貨にはない機能を備えるものの、決済手段としての実用性・安定性には欠ける点が問題です。
その点、法定通貨や現金同等物などを裏付けとし価格が連動しているUSDTは、価格変動が小さく安定性に優れています。
そのため、仮想通貨の運用や支払いなど、さまざまな用途で利用されています。
ステーブルコインについて詳しく知りたい方は、以下記事を参考にしてみてください。
多岐にわたるブロックチェーンに対応
USDTは、複数のブロックチェーン上で発行されている仮想通貨です。
2024年3月現在では、以下のブロックチェーンで発行されています。
- Algorand (アルゴランド)
- Avalanche (アバランチ)
- Bitcoin (ビットコイン)
- Ethereum (イーサリアム)
- EOS (イオス)
- Kava (カヴァ)
- Polkadot (ポルカドット)
- Polygon (ポリゴン)
- Solana (ソラナ)
- TRON (トロン)
- Tezos (テゾス)
多岐にわたるブロックチェーンに対応する柔軟性により、USDTは異なるブロックチェーン間での取引やデジタル資産の交換において、非常に役立つ通貨となっています。
また、複数のブロックチェーンに対応しているため、ラップというプロセスを経ずに直接使用可能です。
ラップ(wrap)は、あるブロックチェーンの仮想通貨を別のブロックチェーンで使用可能な形式に変換する技術です。
しかし、USDTはブロックチェーンごとに発行しているため、別のチェーンに移動させる手間を省略可能です。
以上のように、複数のブロックチェーンでの利用が可能な点が特徴となっています。
時価総額3位の仮想通貨(2024年3月時点)
USDTはステーブルコインの中で時価総額が最も大きく、仮想通貨の中では3位を位置付ける仮想通貨です。
仮想通貨の情報サイトであるCoinMarketCapによると、ステーブルコインは約170種類ありますが、USDTはそれらの中で時価総額が最も大きい仮想通貨です。
具体的には、USDTの時価総額は約15兆円に達しており、循環供給量は約1,000億USDTです。
以上により、USDTはBTCやETHに次いで、第3位の時価総額を持つ仮想通貨となっています。
時価総額の大きさは信頼性と安定性が高いことを示し、USDTが投資家や利用者から高い支持を受けている証拠です。
海外の都市で法定通貨として採用された
USDTは、海外の都市で法定通貨として採用された仮想通貨です。
スイスのルガーノ市での採用が2022年3月に発表され、目的は価格が米ドルと連動するステーブルコインの安定性を利用した活用です。
ルガーノ市では、200以上の企業や店舗がUSDTに対応し、買い物や税金の支払いに利用可能です。
さらに、ルガーノ市はTether Limited社と連携し、ヨーロッパのブロックチェーン技術の中心地を目指しています。
この取り組みは、将来的に他の地域でもUSDTの利用を促進する可能性があります。
仮想通貨USDTがルガーノ市で法定通貨として採用されたことは、仮想通貨が日常生活での決済手段として受け入れられる一例となっています。
仮想通貨USDT(テザー)3つのメリット
USDTは、安定した価値により多くの投資家から注目を集める仮想通貨です。
ここまでUSDTの特徴を解説しましたが、実際はどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットは以下のとおりです。
- ボラティリティが少なく、安定している
- 海外取引所でよく利用されている
- DEX(分散型取引所)で流動性マイニングに活用できる
各メリットについて解説します。
1. ボラティリティが少なく、安定している
仮想通貨USDTのメリットは、価格変動(ボラティリティ)が少ない点です。
USDTは「1USDT = 1ドル」という比率で連動する仕組みになっており、米ドル価格と同じ動きをします。
BTCやETHのような仮想通貨と異なり、USDTの価値の変動は小幅です。
暗号資産市場の大きなボラティリティにもかかわらず、安定した価値を保ち続けます。
したがって、市場が不安定な時でも、USDTを保有することでリスクを避けることが可能です。
仮想通貨USDTは価値が安定しているので、資産避難先や利益確定の手段として利用する際にも大きな利点となります。
2. 海外取引所でよく利用されている
仮想通貨USDTは多くの海外取引所で利用頻度の高いステーブルコインです。
理由は、BTCなどの暗号資産に比べて価格の変動が少なく、資産を安定的に保有できるからです。
海外取引所では、仮想通貨USDTとの通貨ペアが豊富に用意されており、これが取引のしやすさに繋がっています。
また、USDTはその低いボラティリティにより、長期間の保有でも資産価値の安定を期待できます。
多くの海外取引所でUSDTが一般的に使用されている点が、USDTのメリットと言えます。
3. DEX(分散型取引所)で流動性マイニングに活用できる
仮想通貨USDTはDEX(分散型取引所)のネットワークに貢献できる「流動性マイニング」でも利用されています。
流動性マイニングとは、ユーザーがDEXに仮想通貨を預けて流動性(取引のしやすさ)を提供し、報酬を得る仕組みです。
USDTに対応しているDEXであれば、流動性マイニングに利用して報酬を得ることが可能です。
また、流動性マイニングには、「インパーマネントロス」と呼ばれるリスクがあります。
「インパーマネントロス」は、日本語で「変動損失」といい、資産の価格変動によって生じる損失を指します。
しかし、USDTは価格変動が少ないのでインパーマネントロスのリスクを低減可能です。
分散型取引所においても、USDTはその安定性から好んで用いられ、投資家が市場の不確実性を避けつつ堅実な投資をするための手段として機能します。
以上から、流動性マイニングにおける重要な役割を仮想通貨USDTが果たしているのです。
仮想通貨USDT(テザー)2つのデメリット・懸念点
ここまでメリットを解説しましたが、USDTのデメリットや懸念点の考慮も必要です。
仮想通貨USDTのデメリットと懸念点は以下2つがあります。
- カウンターパーティー・リスクが存在する
- ボラティリティによる大きなリターンが望めない
各項目について解説します。
カウンターパーティー・リスクが存在する
仮想通貨USDTには、信用に関する問題である「カウンターパーティー・リスク」の可能性があります。
リスクが存在する理由は、仮想通貨USDTがTether Limited社によって中央集権的に管理されているためです。
Tether Limited社が経済的な問題や不祥事に見舞われた場合、USDTの価値が損なわれるリスク(カウンターパーティ・リスク)があります。
具体的には、Tether Limited社が破綻したり、米ドルとの1対1の価値を維持できなくなったりした場合、USDTを保有する人々は大きな損失を被る可能性があるのです。
したがって、USDTを保有する際には、このリスクを十分に理解して検討する必要があります。
ボラティリティによる大きなリターンが望めない
USDTは米ドルと価格を連動させて、安定性を高めている仮想通貨です。
なので、BTCやETHなどの特徴である、大きな価格変動を利用したキャピタルゲインに期待できません。
しかし、米ドルへの投資と考えれば、リスクを抑えつつ米ドルの価値に間接的に投資する手段としては有効です。
したがって、大幅な価格上昇を期待する場合には、ほかの投資方法を検討する必要があります。
最後に
以上、仮想通貨USDT(テザー)とは?について解説してきました。
仮想通貨USDT(テザー)は、仮想通貨市場において非常に重要な役割を果たしており、その価値が安定していることが大きな魅力です。
市場状況やTether Limited社の取り組みなどを注視することで、多くのメリットを享受できるでしょう。
ぜひ本記事をきっかけに、知識を深めて活用してみてはいかがでしょうか。
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