こんにちは。DW3です。
仮想通貨Polygon(ポリゴン / MATIC)について聞いたことはありますか?
Polygonは、Ethereum(イーサリアム)のスケーラビリティ問題を解決する目的で生まれ、幅広い分野での活用が進んでいます。
では、Polygonが持つ特徴や将来性、そして具体的な活用事例にはどのようなものがあるのでしょうか?
本記事では、Polygonの基本情報からさまざまな使用例に至るまで、詳しく解説します。
Polygonを深く理解することで、ブロックチェーン技術の可能性を見据えるきっかけになるでしょう。
興味のある方は、ぜひ続きをご覧ください。
- Polygon(ポリゴン / MATIC)の仕組みを理解できます。
- なぜ今Polygon(ポリゴン / MATIC)に注目すべきかが分かります。
- Polygon(ポリゴン / MATIC)の将来性・活用例について学べます。
- Polygon(ポリゴン / MATIC)について詳しく知りたい方。
- 「MATIC」という仮想通貨に興味がある方。
- ブロックチェーン技術の可能性について知りたい方。
- 日本、海外の豊富な文献を調査し要点をまとめました。
- 投資対象としての仮想通貨だけではなく、テクノロジーとしてのブロックチェーンを研究している筆者による調査レポートです。
- ブロックチェーン専門家の第三者的視点を交え、記事の信憑性を確認しています。
それでは解説していきます。
仮想通貨Polygon(ポリゴン / MATIC)とは?

仮想通貨Polygonは、Ethereumのスケーラビリティ問題を解決するために生まれたプロジェクトで、そのネイティブトークンがMATIC(マティック)です。
仮想通貨MATICは、エコシステム内での支払いや手数料の支払いに使用されます。
2017年10月にMatic Networkとして誕生し、2021年にプロジェクトは名前をPolygonに変更しましたが、仮想通貨名はMATICを維持しています。
また、PolygonはEthereumと相互運用可能なセカンドレイヤーブロックチェーンとして、DApps(分散型アプリケーション)の開発などにも利用されています。
MATICトークンは、現在(※2024年4月時点)の時価総額ランキングで17位に位置づけ、高い人気を誇る仮想通貨です。
| 名称 | Polygon(ポリゴン) |
| 仮想通貨名 | MATIC(マティック) |
| 価格 | 108.86円 |
| 時価総額 | 約1兆円 |
| 時価総額ランキング | 17位 |
| 最大供給枚数 | 10,000,000,000 MATIC |
| 公式サイト | https://polygon.technology/ |
| 公式SNS | X(Twitter) |
| 取り扱い取引所 | ByBIT(バイビット) Binance(バイナンス) OKX(オーケーエックス) など |
仮想通貨Polygon(ポリゴン / MATIC)の仕組み・特徴
仮想通貨Polygonの仕組みと特徴は以下のとおりです。
- データのやり取りが高速かつ低コスト
- DAO(分散型自立組織)の設立
- コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用
- zkEVM採用で処理能力の向上、コストの削減
各項目について解説します。
データのやり取りが高速かつ低コスト
Polygonは、データのやり取りを高速かつ低コストで実行できます。
その理由は、Ethereumのスケーラビリティ問題を解決するレイヤー2ソリューションとして開発されたためです。
スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンの需要が増加することで取引の処理遅延や手数料の高騰が発生する問題です。
Ethereumはトランザクションを1秒間に約15件しか処理できないのに対し、Polygonは理論上最大で約7,000件のトランザクションを処理できます。
この処理能力の違いにより、Ethereum利用時に発生する高額な手数料をPolygonが大幅に削減可能です。
以上から、Ethereumで発生する負担をPolygonが軽減することに成功しています。
DAO(分散型自立組織)の設立
PolygonにおいてDAO(分散型自立組織)の設立は、エコシステムを拡大し、より分散化されたガバナンス構造へと移行する重要なステップです。
DAOは、中央集権的な管理者が不在で、参加者がブロックチェーン技術を通じて自律的に組織を運営します。
Polygonでは、2021年にPolygon DAOが設立されました。
DAOでの運営により以下が可能です。
- プロジェクトへの助成金の承認や発行
- クリエイターとのコネクション構築
- ガバナンスの進化
以上を通じて、Polygonプラットフォーム上でのイノベーションと成長をサポートしています。
また、DAOの運営に参加するための投票権は、仮想通貨MATICを通じて獲得可能です。
以上のとおり、Polygonはエコシステムの分散化を促進し、より多くの開発者が参加しやすい環境を整えています。
コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用
Polygonは、コンセンサスアルゴリズムにPoS(Proof of Stake、プルーフ・オブ・ステーク)を採用しています。
PoSは、ユーザーが持っている仮想通貨の量に応じて、ネットワークのトランザクションを承認する役割が与えられ、その報酬も受け取れるシステムです。
Ethereumが当初採用していたPoW(Proof of Work、プルーフ・オブ・ワーク)方式とは異なります。
PoWでは、計算問題を解くことでトランザクションを承認し、報酬を得るシステムですが、大量の計算リソースとエネルギーが必要です。
対照的に、Polygonが採用したPoS方式では、仮想通貨をステーキング(仮想通貨を保有し、ネットワークに参加)することによって、ネットワークのセキュリティ維持に貢献し、その見返りとして報酬を得られます。
したがって、PolygonがPoS方式を採用することで、より効率的かつ環境に優しいブロックチェーンの運用を実現可能です。
zkEVM採用で処理能力の向上、コストの削減

Polygonは、zkEVM(ゼロ知識イーサリアム仮想マシン)を採用することで、トランザクションの処理能力を大幅に向上させ、コストを削減しています。
zkEVMは、Ethereumのセキュリティを保持しながら、ゼロ知識証明を利用して取引コストを下げる技術です。
ゼロ知識証明は、ある情報を持っていることを公開することなく証明する技術のことで、ユーザーはトランザクションの内容を秘密にしつつ、正当性を保証できます。
Polygonは、2023年3月27日にzkEVMのメインネットベータ版をローンチし、この技術を公開しました。
zkEVMは、Ethereumの仮想マシン(EVM)とゼロ知識証明技術を組み合わせることで、これまでにない速度でのブロック検証を実現します。
以上により、プライバシーを保護しつつ効率的なトランザクションを実現可能です。
仮想通貨Polygon(ポリゴン / MATIC)の今後・将来性
仮想通貨Polygon(ポリゴン / MATIC)の今後や将来性は以下のとおりです。
- Polygon(MATIC)のアップデートが継続されている
- Polygon(ポリゴン / MATIC)ブロックチェーンを活用したアプリの増加
- イーサリアムの動向により影響を受ける可能性がある
各項目について解説します。
Polygon(MATIC)のアップデートが継続されている
Polygonは、ネットワークのアップデートが進行中です。
たとえば、2024年2月にリリースされた新しいPolygon zkEVMは、Ethereumとの互換性を保ちながら、トランザクションのコストを下げ、証明の作成速度を向上させています。
さらに、仮想通貨MATICから仮想通貨POLへの名前変更と大型のアップグレードが予定中です。
以上のような技術革新と進歩は、ネットワークの信頼性を高め、価格の上昇をもたらすと期待されています。
Polygonブロックチェーンを活用したアプリの増加
Polygonブロックチェーンを基盤とするアプリケーションの数が増加していることは、その将来性を強く示しています。
たとえば、Polygonが利用しているプロジェクトには、
- The Sandbox(ザ・サンドボックス):メタバース
- Uniswap(ユニスワップ):分散型金融(DeFi)プラットフォーム
- Opensea(オープンシー):NFTマーケットプレイス
- Galxe(ギャラクシー):Web3コミュニティ構築プラットフォーム
などがあります。
Polygonチェーンを活用した市場での認知度や注目度の高いアプリが増加すれば、将来性をさらに後押しするでしょう。
Ethereumの動向に影響を受ける可能性がある
Polygonの将来性は、Ethereumの動向に影響を受ける可能性があります。
Ethereumのレイヤー2ソリューションとして位置づけられているPolygonは、Ethereumの需要がPolygonの需要に直結します。
そのため、Ethereumの価値が変動すると、Polygonの価値も同時に変動することが予想されます。
また、Ethereumがスケーラビリティ問題を解決し、処理能力を大幅に向上させるような場合には、Polygonの立ち位置や価値が再評価されるでしょう。
以上から、Polygonに投資する際には、Ethereumのプロジェクト動向や市場の需要に注目し、Polygonの開発方向性や機能の進化にも目を向けることが重要です。
仮想通貨Polygon(ポリゴン / MATIC)の活用事例
仮想通貨Polygon(ポリゴン / MATIC)の活用事例は以下のとおりです。
- αU(アルファユー)
- 米NFL
- Instagram(インスタグラム)
- Disney(ディズニー)
- TOYOTA(トヨタ)
各活用事例について解説します。
αU(アルファユー)

αU(アルファユー)は、大手携帯会社のKDDIが開発したメタバースです。
メタバース体験、ライブ配信、バーチャルショッピングなど、さまざまなサービスが展開されています。
中でも「αU market(アルファユーマーケット)」は、Polygon(ポリゴン)チェーンを活用したNFTマーケットプレイスとしてリリースされました。
αU marketでは、デジタルアート作品や特典付きのデジタル会員証(NFT)を購入できます。
決済方法には、仮想通貨MATICに加えて、クレジットカードやauかんたん決済が利用可能です。
さらに、購入したNFTやMATICの管理に便利な「αU wallet(アルファユーウォレット)」も提供され、App StoreおよびGoogle Playからダウンロードできます。
米NFL

アメリカのプロフットボールリーグであるNFLは、NFTチケットのマーケットプレイスを立ち上げました。
チケットはPolygonブロックチェーン上にNFTで発行され、NFLは「Ticketmaster」で販売される特定試合のチケット購入者にNFT版「バーチャル記念チケット」を提供します。
さらに、NFLは32チームによる計125種類の限定NFTコレクタブルをマーケットプレイスで販売しています。
Instagram(インスタグラム)

Metaは、InstagramにEthereumとPolygon)を用いたNFTの作成および売買機能を導入しています。
ユーザーはInstagram上でNFTを直接売買できるエンドツーエンドのツールキットを利用可能です。
Metaは2024年までのNFT作成・販売に関する手数料を免除し、ガス料金も負担する方針です。
NFTの実装はPolygonを通じて実行され、データ保存には分散型ストレージネットワークのArweave(アーウィーブ)が使用されます。
Disney(ディズニー)
2022年11月11日、Polygonは、Disneyとデジタルグッズの開発で提携しました。
この提携は、デジタルコレクタブル分野における概念実証を目的としています。
具体的には、Disneyの従業員を特別な機会に表彰するためのデジタルコレクタブルの開発です。
Polygonは2022年7月にDisneyのスタートアッププログラム「Disney Accelerator」に選出されており、NFT分野でディズニーの事業を支援する役割を果たすことになります。
TOYOTA(トヨタ)
TOYOTA(トヨタ)は2023年8月1日に、北米で開催されるGRカップでPolygonチェーンを用いたデジタルトロフィーを授与すると発表しました。
デジタルトロフィーにはドライバーの成績が記録され、レースごとに情報が更新されます。
Toyota Racing Developmentのジャック・アーヴィング氏は、この取り組みがドライバーの体験向上とレースファンとの関係強化に貢献するとコメントしています。
最後に
以上、仮想通貨Polygon(ポリゴン / MATIC)とは?について解説してきました。
Polygonは、その技術的な特徴や開発コミュニティの活発さから将来性が期待されており、ブロックチェーン業界で重要な役割を果たすプラットフォームの1つとして位置付けられる日も近いかもしれません。
ぜひ本記事をきっかけに、知識を深めて活用してみてはいかがでしょうか。
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