【徹底解説】ブロックチェーンをつなぐ革新的なプロジェクトPolkadot (DOT)とは?仕組みから将来性まで徹底解説

 

こんにちは。DW3です。

Polkadot(ポルカドット)とは、独立したブロックチェーンを繋ぐことで、分散型のWeb世界の実現を目指すプロジェクトです。 

Polkadotの開発には、イーサリアムの共同創設者兼元CTOであるギャビン・ウッド氏が関わっています。 

Polkadotは2020年5月26日にローンチされたばかりの新しいブロックチェーンですが、そのネイティブトークンであるDOTは時価総額ランキング12位と人気の高い仮想通貨です。 

この記事では、Polkadotの仕組みや将来性について詳しく解説します。 

この記事について

  • Polkadot(ポルカドット)の概要が分かります。
  • Polkadot(ポルカドット)の仕組みが分かります。
  • Polkadot(ポルカドット)の将来性について理解できます。

こんな方は必ず読んでください

  • Polkadot(ポルカドット)について興味がある方。
  • DOTの購入を考えている方。
  • Polkadot(ポルカドット)の将来性が知りたい方。

この記事の信頼性

  • Polkadot(ポルカドット)についての豊富な文献(英文)を調査しまとめました。
  • 投資対象としての仮想通貨だけではなく、テクノロジーとしてのブロックチェーンを研究している筆者による調査レポートです。
  • ブロックチェーン専門家の第三者的視点を交え、記事の信憑性を確認しています。

 

それでは解説していきます。

 

Polkadot(ポルカドット)とは

出典:https://www.polkadot.network/

Polkadot(ポルカドット)は、ブロックチェーンの相互運用性を高めることで、分散型のインターネット(Web3)の実現を目指すプロジェクトです。 

複数のブロックチェーン(パラチェーン)が中央ブロックチェーン(リレーチェーン)に接続する構造になっており、他のブロックチェーンとはブリッジ機能でやり取りを可能とします。 

独自通貨のDOTという暗号資産(トークン)を発行しており、ネットワーク内で様々な役割を果たします。 

 

名称ポルカドット(Polkadot)
通貨シンボルDOT
現在の価格¥695.95
時価総額¥868,655,143,937
時価ランキング12位
取扱主要取引所Binance 
Coinbase 
Kucoin 
Kuraken 他
公式メディアホームページ 
Twitter 
YouTube 
2023年8月時点

出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/polkadot-new/

 

Polkadot(ポルカドット)は、スイスのWeb3 Foundation(Web3財団)が開発しています。 

Web3財団は、次世代のインターネット「Web3.0」の実現を目標に活動している団体です。 Ethereumの共同設立者であるGavin Wood(ギャビン・ウッド)氏らによってWeb3財団が設立されました。 

主なプロジェクトには、Polkadot(ポルカドット)やKusama(クサマ)などがあります。 

PolkadotのKusama(クサマ)は、Substrateで構築されたPolkadotと似た環境のブロックチェーンです。 

開発者がアイデアなどを試す実験場的な役割をします。 

2019年にEthereumの共同創設者でもあるGavin Wood氏によって設立され、パラチェーンオークションがPolkadotよりも先行して実施されるなどの特徴もあります。 

ギャビン・ウッド(Gavin Wood)氏とは? 

イギリス出身でマイクロソフトに勤めていたコンピュータ科学者で、イーサリアムの共同設立者の1人です。 

スマートコントラクトのプログラミング言語であるSolidityの開発や、イーサリアム仮想マシンの技術を定義しました。 

2016年にイーサリアムプロジェクトからは離れ、ブロックチェーン開発会社Parity TechnologiesやWeb3財団を設立しています。 

 

Polkadot(ポルカドット)の特徴 

Polkadotの特徴は以下4つです。 

  • フレームワークを使ってブロックチェーンを作れる
  • 相互運用性を重視
  • スケーラビリティ問題を解決する
  • セキュリティを共有できる

それぞれについて解説していきます。

フレームワークを使ってブロックチェーンを作れる

Polkadotでは、Substrate(サブストレート)というフレームワーク(開発キット)を使って相互運用性のあるブロックチェーンを簡単に作れます。 

Substrateはポルカドットの創設者であるギャビン・ウッド氏が率いるParityによって開発されました。 

Substrateで作ったブロックチェーンはPolkadotと互換性があり、パラチェーンとして簡単に機能できますが、Polkadotに接続していなくても動作します。 また、Polkadotに接続するためにSubstrateで作る必要もありません。 

Substrateで作られたブロックチェーンの例 

Substrateで作られたパラチェーンには、以下のようなブロックチェーンがあります。 

  • Astar Network:日本発のパラチェーン 
  • ChainX:ポルカドットのDEXのような役割を果たし、BitcoinやEthereumなどの交換を可能とする 
  • Moonbeam:イーサリアムと互換性を持つスマートコントラクトプラットフォーム

相互運用性を重視

従来のブロックチェーン(例えば、BitcoinやEthereum)では、お互いに仕組みが違うために通信ができません。 

各ブロックチェーンは独立しており相互運用性が無いため、利便性が低い状況です。 このことから、相互運用性は今後のブロックチェーンの課題となっています。 

Polkadotでは、中央に存在するリレーチェーンとサブチェーン(パラチェーン)が連携することで、相互運用性(インターオペラビリティ)を実現しています。 

また、Polkadotのブリッジ機能を使って他のインターオペラビリティプロジェクトとも連携可能(例えば、Bitcoin、Ethereum、Cosmosなど)であることが実証済みです。 

スケーラビリティ問題を解決する

ブロックチェーン技術において、スケーラビリティ問題が課題となっています。 

スケーラビリティ問題とは、1つのブロックの中に書き込める取引データの数が決まっていることで起こる障害のことです。 この障害が起こってしまうと処理速度が低下し、送金が遅延します。 

他には、送金手数料が高騰してしまうなどの問題も発生しました。 

このようなスケーラビリティに対する対策として、以下のようなアイデアが考えられてきました。 

  • ブロックの容量を拡大 
  • 取引データを縮小 
  • ブロックが生成される時間を短縮 
  • ブロックチェーンの外で取引を行う 

Polkadotでは、Polkadotのリレーチェーンに接続する複数のパラチェーンがデータを処理するので、スケーラビリティ問題が解決されるとしています。 

セキュリティを共有できる

Polkadotのパラチェーンは、リレーチェーンのセキュリティを共有することが可能です。 

この機能をPolkadotでは「Pooled Security」と呼んでいます。 

Polkadotでは、異なるシステムを持つ複数のパラチェーンが一つのネットワーク内に存在しているため、セキュリティが脆弱なパラチェーンが一つでも存在すると、ネットワーク全体のセキュリティに影響が及びます。 

セキュリティを共有することで、Polkadotのネットワーク全体を保護することを可能にしています。 

 

Polkadot(ポルカドット)の仕組み 

Polkadotのネットワークは、大きく分けて3種類の部位によって構成されています 

  • 中核に位置する「リレーチェーン」 
  • リレーチェーンとつながる「パラチェーン」 
  • パラチェーンと他のブロックチェーンを橋渡しする「ブリッジ」 

ADA(エイダコイン)はCardano(カルダノ)のブロックチェーンネットワーク上で取引できるネイティブトークン(独自通貨)です。

ここからは、以上の各部位を解説します。 

中核に位置する「リレーチェーン」 

Polkadotは、異なるブロックチェーンを相互に連携できるプラットフォームです。 

その中核に位置するのが「リレーチェーン」というブロックチェーンです。 

リレーチェーンは、Polkadotプロジェクトとは別に作られる「パラチェーン」などと接続し、ネットワーク全体のセキュリティやコンセンサスメカニズムを提供します。 

4つの役割で動くコンセンサスアルゴリズム

リレーチェーンは、NPoS(Nominated Proof-of-Stakeの略で、PoSの派生形)というコンセンサスアルゴリズムで動作します。 

PoSでは、ガバナンストークン保有者はバリデーターとしてネットワークに参加しますが、NPoSでは、DOT保有者はバリデーターかノミネーターに分かれて参加します。 

バリデーターは、パラチェーンから送られてくるデータ(パラブロック)を検証し、正しいものだけを承認してリレーチェーン上に記録する役割です。 

ノミネーターは、信頼性や実績のあるバリデーターを選択し、保有するDOTを委任して支援することで、バリデーターから報酬の一部を受け取れます。 

他には、 

  • コレーター:トランザクションを収集してデータ(パラブロック)を生成しバリデーターへ渡す 
  • フィッシャーマン:パラチェーンの不正を見つけて報告する 

などの役割もあります。  

リレーチェーンとつながる「パラチェーン」 

パラレルブロックチェーン(パラチェーン)は、ネットワーク中心のリレーチェーンに接続する個別のブロックチェーンで、それぞれ独自のブロックチェーンを作ります。 

パラチェーンのデータ(パラブロック)は、コレーターによってリレーチェーンに渡り、バリデーターによって検証されるため、セキュリティや相互運用性が保証されます。 

また、パラチェーンは、XCMP(クロスチェーンメッセージパッシング)というプロトコルを通じて、他のパラチェーンと情報やトークンなどを交換可能です。 

これにより、異なるブロックチェーン間でスムーズなやり取りが可能になります。 

パラチェーンスロットオークション

パラチェーンスロットオークションとは、パラチェーンのスロット(接続枠)を決めるためのオークションのことです。 

パラチェーンのスロット数は最大で約100個に決まっており、オークションでパラチェーン候補のプロジェクトがDOTトークンによって、最も高い入札額を出したプロジェクトがスロット(接続枠)を獲得します。 

また、スロットオークションではクラウドローンという仕組みが導入されており、DOT保有者であればプロジェクトを支援する形で間接的にオークションに参加可能です。 

クラウドローンでは、好きなパラチェーン候補のプロジェクトにDOTを貸し出し(一定期間のロックアップ)、その報酬としてそのパラチェーンのトークンを受け取れます。 

パラチェーンと他のブロックチェーンを橋渡しする「ブリッジ」 

ブリッジは、他のブロックチェーン(例えば、Bitcoin、Ethereumなど)とパラチェーンを繋ぐ機能です。 

他のブロックチェーンとの間でデータや価値を転送できるようにすることで、ブロックチェーンの相互運用性を高めます。 

例えば、ブリッジには以下のようなプロジェクトがあります。 

  • Interlay:Bitcoinとのブリッジ 
  • Bifrost:EOSとのブリッジ 
  • Moonbeam:Ethereumとのブリッジ 

Polkadot(ポルカドット)とCosmos(コスモス)との違い 

高い相互運用性を目指すプロジェクトにはCosmosというプロジェクトも存在します。 

PolkadotとCosmosの違いは主に以下の2つです。 

  • Polkadotは、リレーチェーンが中央に存在し、パラチェーンを管理するような形に対して、Cosmosは独立した各ブロックチェーン(ゾーン)がルールやコンセンサスを決める。 
  • Polkadotは、パラチェーンオークションでパラチェーンを決めるが、Cosmosではゾーンのオークションが無く数の上限もない。 

Polkadotは集権的ですが、パラチェーンはリレーチェーンのセキュリティなどを共有できるのに対し、Cosmosは分散的で、ルールやコンセンサスなどを各ゾーンで用意する必要があります。 

 

Polkadot(ポルカドット)の将来性 

これまで、Polkadotについて詳しく解説してきましたが、将来性はどうなのでしょうか。 

考えられるポイントは以下の2つです。 

  • パラチェーンのプロジェクトが、ネットワーク全体の将来に影響を与える 
  • ネットワークが拡大する 

パラチェーンのプロジェクトが、ネットワーク全体の将来に影響を与える 

Polkadotは、ブロックチェーンの相互運用性を高めることを目的としたプロジェクトです。 

ネットワークには複数のパラチェーンが存在し、各パラチェーンが発展や注目を集めた場合、ネットワークの中心であるPolkadotにも影響するでしょう。 

他のチェーンへの相互運用性が高まり、利便性が向上していけば、DOTトークンの需要も増大する可能性があります。 

ネットワークが拡大する 

リレーチェーンへと接続するパラスロットは約100枠用意されており、今後枠の数は増える可能性もあります。 

現在(2023年3月時点)では41のプロジェクトがパラスロットオークションで決まっており、まだ半数以上がこれから決まる予定です。 

Polkadotの仕組み上、エコシステムの規模は今後も拡大していきます。

 

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。

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