こんにちは。DW3です。
仮想通貨には、支払い、交換、配布などさまざまな使い道があります。
そのため、仮想通貨を利用してビジネスや遊びを考える方もいるでしょう。
しかし、以下のような不安や疑問があるかもしれません。
「どのようにして仮想通貨を作れば良いのか」
「開発にはどんなツールが必要なのか」
「発行したコインは法的に問題ないのか」
この記事では、仮想通貨の発行方法やツール、法規制についてわかりやすく解説します。
仮想通貨を発行することに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお「Web3とはなにか」について知りたい方は、以下記事を参考にしてみてください。
Web3の本質である「DAO」について知りたい方は、以下記事を参考にしてみてください。
- 仮想通貨の作り方が分かります。
- 仮想通貨を発行するためのサービスやツールについて分かります。
- 仮想通貨を作る際に気をつけなければならない法律を把握することができます。
- 仮想通貨をどうやって作るのか気になっている方。
- 仮想通貨を自分で発行したい方。
- 自分で作った仮想通貨を使って様々なサービスを利用したい方。
- 日本、海外の豊富な文献を調査し要点をまとめました。
- 投資対象としての仮想通貨だけではなく、テクノロジーとしてのブロックチェーンを研究している筆者による調査レポートです。
- ブロックチェーン専門家の第三者的視点を交え、記事の信憑性を確認しています。
それでは解説していきます。
仮想通貨の発行方法
仮想通貨の発行方法は、大きく分けて以下の2つに分けられます。
- ブロックチェーンを最初から作る
- すでにあるブロックチェーンを改変する
この2つについて解説します。
ブロックチェーンを最初から作る
ブロックチェーンを最初から作るのは、非常に難しいことです。時間や労力だけでなく、高度な知識やプログラミングスキルも必要になります。
そのため、手軽に仮想通貨を発行するには向いていない方法だと言えるでしょう。
既にあるブロックチェーンを改変して作る
オープンソースを利用すれば、ブロックチェーンを最初から作らなくても仮想通貨を作れます。
オープンソースとは、誰でも自由に利用や改変ができるプログラムのことです。
例えば、仮想通貨の代表的な存在であるビットコインのプログラムは、インターネット上で公開されており、誰でもダウンロードして利用できます。
現在流通している仮想通貨の多くは、このようにオープンソースを利用したものです。
オープンソース以外でもっと簡単な方法としては、トークンプラットフォームと呼ばれるツールやサービスを使うことでも仮想通貨(トークン)を発行できます。
トークンプラットフォームであれば、既存のブロックチェーン上にプログラミング知識なしで新しい仮想通貨を簡単に発行可能です。
仮想通貨を簡単に発行できるサービス・ツールの紹介
最初からブロックチェーンを作るのは困難ですが、すでにあるブロックチェーンの改変やトークンプラットフォームを利用すれば、仮想通貨を発行するのは簡単であると解説しました。
そこで、仮想通貨(トークン)を簡単に発行できるサービス・ツールを紹介します。
無料でトークンを発行できるテスト環境の作り方も一緒に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
トークン作成ツール・サービス:Coinvise
Coinviseというサービスでは、イーサリアム(Ethereum)とポリゴン(Polygon)のトークンが簡単に作成できます。

手順は以下(1〜5)の通りです。
- サイトへ移動し、メタマスク(Metamask)を接続する
- メタマスクのネットワークを、発行したいトークンと同じネットワークに切り替える
- ダッシュボードの「TOKEN」をクリックする
- トークンの名前、シンボル、数量などを設定する
- 「Create Token」をクリックしてトークンを作成する
以上でトークンを簡単に作れます。
作成したトークンは「DASHBOARD」の「TOKEN」から確認できます。
イーサリアムで発行する場合は、ガス代が必要なので注意しましょう。(2023年5月の確認時170ドル)
ポリゴンならガス代なしで発行可能です。
トークン作成ツール・サービス:MyWish
MyWishというサービスでは、以下のブロックチェーンに対応したトークンを発行できます。
- イーサリアム(Ethereum)
- ポリゴン(Polygon)
- バイナンススマートチェーン(BSC)
- ソラナ(Solana)
- トロン(TRON)
- イオス(EOS)

また、トークン作成以外にも、プログラミング知識なしでスマートコントラクトを作成可能です。
MyWishは、本番環境でのトークン作成には手数料が発生します。
手数料の発生しないテスト環境の作り方は、「BSCのテスト環境を用意する方法」で解説するので参考にしてみてください。
■ MyWishの基本的なトークン作成手順
MyWishの基本的な操作手順は以下の通りです。
- アカウント登録する
- トップページの「Get Started」を押下
- 一覧から作りたいブロックチェーンを選択
- テストで発行したい方は、「テストネットワークで発行」にチェック
- 「トークン契約」を押下
- トークンの名前と記号、トークンの小数点以下の桁数を設定
- 「use custom address」をクリック
- 内容を確認し、「打ち上げる」をクリックし、免責事項を確認
- ステータスが「デプロイメント待ち」から「アクティブ」に変われば発行完了
MyWishはスマートコントラクトの作成と管理を簡素化し、トークンの作成も直感的に行えるツールなのです。
■ BSCテスト環境の作成方法
本番環境でのトークン発行にはガス代(手数料)が必要です。
そのため、無料で発行したい方向けにBSCのテスト用ネットワークと、テスト用のガス代を用意する方法を解説します。
ネットワークの詳しい追加方法については、以下の記事を参考にしてください。
はじめに、メタマスク(Metamask)へ以下の情報を入力して、ネットワークを追加してください。
・ネットワーク名:Binance Smart Chain Test
・RPC URL:https://data-seed-prebsc-1-s1.binance.org:8545/
・チェーンID:97
・通貨記号:BSC
続いて、BNB Smart Chain Faucetからテスト用BNBトークンを受け取りましょう。

ウォレットアドレスを入力し、「Give me BNB」からBNBトークンを受け取ります。
受け取ったBNBトークンは、発行手数料として利用可能です。
以上のテスト環境作成方法と合わせて、MyWishの基本的な手順を参考にトークンを作成してみてください。
Symbol(シンボル)のモザイクを作成できるツール(ウォレット)
Symbolは、NEM(ネム)の次世代ブロックチェーンです。NEMには、モザイク(Mosaic)という独自トークン発行機能が備わっています。
Symbolはモザイク機能を引き継いでおり、NEMと同様にウォレットがあれば独自のトークンを作成可能です。
独自トークンは、以下の手順で発行します。
- Symbolウォレットをダウンロードし、アカウントを作成
- モザイクの名前、供給量などを設定
- モザイクを発行するために必要な手数料を支払い発行
本番環境でのモザイク発行は、手数料がかかります。
そのため、公式ウォレットのデスクトップ版を使って、テスト環境でトークンを作る方法を紹介します。
■ ウォレットのインストール

Symbolのウォレットを下のリンクからダウンロードし、パソコンへインストールします。
Releases · symbol/desktop-wallet (github.com)
お使いの環境によって、ダウンロードするファイルを選択しましょう。 例えば、Windowsならファイル名に「win」と付いているもの、Macなら「mac」です。

インストールしたら、「Create Profile」をクリックし、アカウントを作成しましょう。
「名前」、「パスワード」などを設定し、ニーモニックフレーズを作成してください。
ニーモニックフレーズはウォレットにアクセスできる鍵となるので、大事に管理しましょう。
また、トークンの作成にはXYM(ジム)を手数料として支払う必要があります。 ですので、作成したウォレットにXYMを用意しておきましょう。
本番環境で発行する場合は、ウォレットにXYMを送金するだけですが、テスト用XYMの用意方法については後述します。
■ トークン(モザイク)作成

左メニューから「モザイク」へ移動します。
「モザイク作成」タブに切り替え、各種設定し「送信」をクリックしましょう。 トランザクションが承認されたら、作成したモザイクが反映されます。
以上でモザイク(トークン)の作成完了です。
■ テスト環境用のトークン作成手数料(XYM)の貰い方
テスト用XYMは、ウォレット画面上部の「フォーセット」から受け取れます。

XYM Amountに必要なXYMの数量を入力し、「CLAIM」をクリックすればテスト用モザイク(XYM)がウォレットに送金されます。
数量の目安として、51XYMほど(2023年5月時点)あればテスト用トークンが作成可能です。
テスト用XYMの余分は利用後返却してくださいとのことなので、必要分だけをクレームするのをおすすめします。
仮想通貨を作る際に抵触する可能性がある法律
ここまで仮想通貨(トークン)はツールを使えば簡単に作れることを解説してきました。
しかし、作った仮想通貨の扱い方によっては、法律に触れる可能性があります。
その法律とは、以下の2つです。
- 資金決済法
- 金融商品取引法
それぞれについて解説していきます。
資金決済法
2017年に施行された「改正資金決済法」では、仮想通貨交換サービスの提供には仮想通貨交換業者として登録が必要となりました。
仮想通貨交換業者が行うサービスは、以下のような内容です。
- 仮想通貨を対象にした売買や交換
- 1番の取次、仲介など
- ユーザーの金銭や仮想通貨を管理
以上の仮想通貨交換サービスを交換業者として登録せずに提供した場合、法律に違反するため、罰則を受ける可能性があります。
金融商品取引法
金融商品取引法(金商法)とは、有価証券(株式など)やデリバティブ取引などにおいて、投資者保護や公正な取引を目的とした法律です。
仮想通貨も仕様や利用法によっては有価証券とみなされる場合があります。
例えば、配布した仮想通貨の保有者に収益を分配するといった場合は、有価証券と認識される可能性があるでしょう。
有価証券と認識された場合は、金商法のルールに従う必要があります。
したがって、仮想通貨やトークンの設計や作成には、資金決済法や金商法、その他の関連法令をよく理解し、適切な手続きや対策を行う必要があります。また、自分で判断が難しい場合は、専門家に相談することも重要です。
最後に
以上、仮想通貨の発行方法から、注意が必要な法規制までを解説してきました。
ブロックチェーンを最初から作るには多くのの専門知識が必要となりかなり困難と言えますが、オープンソースを利用すれば簡単に仮想通貨(トークン)を発行することができます。
ぜひこの機会に挑戦してみてください。
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