こんにちは。DW3です。
Curve Finance(カーブファイナンス)とは、ステーブルコインの取り扱いに特化し、流動性提供やスワップ(交換)ができる分散型取引所(DEX)です。
Curve Financeは、他のDEXと比べて低いスリッページを実現しています。
TVLランキング上位のDEXで、オリジナルのステーブルコインの開発など注目されているプロジェクトです。
この記事では、Curve Financeの仕組みや将来性について徹底解説します。
DeFi分野で新たな一歩を踏み出すには、このCurve Financeを知ることが鍵となります。
Curve Financeに興味がある方は、ぜひご覧ください。
- Curve Financeの概要が分かります。
- なぜ今Curve Financeに注目すべきなのかが分かります。
- Curve Financeの将来性について理解できます。
- Curve Financeについて詳しく知りたい方。
- Curve Financeという言葉を聞いたことはあるが、イマイチ理解できていない方。
- Curve Financeの将来性について知りたい方。
- 日本、海外の豊富な文献を調査し要点をまとめました。
- 投資対象としての仮想通貨だけではなく、テクノロジーとしてのブロックチェーンを研究している筆者による調査レポートです。
- ブロックチェーン専門家の第三者的視点を交え、記事の信憑性を確認しています。
それでは解説していきます。
Curve Financeとは?

Curve Financeは、イーサリアムブロックチェーン上で構築された分散型取引所です。
2020年1月にローンチされたこのプロジェクトは、Michael Egorov氏が創業者兼CEOを務めています。
ステーブルコインを交換することに特化していますが、他のコインも取引可能です。
Defi(分散型金融)のTVL(Total Value Locked / 預けられている価値の合計)などを分析できるWeb3アプリDefiLlamaによると、Curve Financeは2023年5月時点で42億ドル相当の仮想通貨を預かっています。
Defiプロジェクトの中でTVLランク4位に位置し、需要が高いことが伺えるプロジェクトです。
| 名称 | Curve Finance (カーブファイナンス) |
| ジャンル | DEX (分散型取引所) |
| ローンチ日 | 2020年1月 |
| TVLランキング | 4位 |
| TVL(2023年5月時点) | 42億ドル |
| ガバナンストークン | Curve DAO Token(CRV) |
| 取引手数料 | 0.04~0.4% |
| 対応ネットワーク | Ethereum Polygon Avalanche Fantom Arbitrum Aurora Celo Kava Gnosis Moonbeam Optimism |
| 公式サイト | https://curve.fi/#/ethereum/swap |
| 公式X | https://twitter.com/CurveFinance |
| 公式Discode | https://discord.com/invite/rgrfS7W |
| 公式YouTube | https://www.youtube.com/c/CurveFinance |
| 公式Telegram | https://t.me/curvefi |
| ホワイトペーパー | https://classic.curve.fi/whitepaper |
Curve Financeの特徴
Curve Financeの特徴は以下のとおりです。
- ステーブルコインに特化したDEX
- 流動性を提供して仮想通貨を得られる
- インパーマネントロスが発生しにくい
- Curve DAO Token(CRV)を発行している
ステーブルコインに特化したDEX
Curve Financeは、ステーブルコインに特化した分散型取引所(DEX)です。
ステーブルコインとは、仮想通貨の一種で、法定通貨やコモディティなどの資産と価格が連動するように設計されています。
そのため仮想通貨のボラティリティを抑えることが可能です。
Curve Financeでは、ステーブルコインの交換が効率的にできます。
流動性を提供して仮想通貨を得られる
Curve Financeでは、流動性を提供した対価として仮想通貨を得られます。
Curve Financeのような分散型取引所では、通貨を交換するために流動性を提供する人が必要です。
流動性とは、仮想通貨の取引しやすさを意味する言葉ですが、Curve Financeに仮想通貨を預けることで流動性の提供ができます。
インパーマネントロスが発生しにくい
インパーマネントロスとは、分散型取引所で流動性を提供する際に発生する可能性のある損失のことです。
Curve Financeのような分散型取引所では、仮想通貨を預けて流動性を提供することで、対価を受け取れます。
しかし、プールに預けた資産の価格が変動すると、ただ保有していた場合よりも損をしてしまう可能性があるのです。
Curve Financeの場合は、ステーブルコインを含んだペアのプールが多くあります。
ステーブルコインで構成された流動性プールであれば価格変動は少ないので、インパーマネントロスのリスクを低減可能です。
Curve DAO Token(CRV)を発行している
Curve DAO Token(CRV)はCurve Financeが発行するガバナンストークンです。
保有者の収益増加やガバナンスを主な目的としています。
具体的な用途は以下の通りです。
- 投票
- ステーキング
- ブースティング
また、Curve DAO Token(CRV)の詳細については、以下をご覧ください。
| 名称 | Curve DAO Token(CRV) |
| 発行日 | 2020年8月 |
| 発行上限 | 約33億枚 |
| 価格 | 1CRV = ¥120.87(2023年5月時点) |
| 取扱取引所 | Binance Coinbase Kraken Uniswap dYdX など |
Curve Financeの仕組み
Curve Financeの仕組みについて、以下4つについて解説します。
- Curve FinanceはAMM型の分散型取引所
- 流動性を確保する仕組み「イールドファーミング」
- Curve DAOによって運営
- イールドアグリゲータ「Convex Finance」
Curve FinanceはAMM型の分散型取引所
AMM(Automated Market Maker / 自動マーケットメーカー)とは、スマートコントラクトを利用して、仲介者や第三者に頼らずに仮想通貨の自動取引を実現する仕組みです。
通常の取引所では、オーダーブックとよばれる価格が並んだボードを見ながら取引しますが、AMM型の分散型取引所では、流動性プールと呼ばれる資産の集まりと直接取引します。
流動性プールは、1:1の割合で2種類以上のトークンが預けられたものです。
ユーザーは、自分が持っているトークンと流動性プールのトークンを交換(スワップ)することで、取引が成立します。
流動性を確保する仕組み「イールドファーミング」

AMM型の分散型取引所では、「イールドファーミング」という方法を提供することで、流動性プールの資金をユーザーから集めています。
イールドファーミングとは、流動性をプールに提供することで利益を得る方法です。
流動性プールに流動性を提供する方法は、例えば、DAIとUSDCのペアのプールなら、DAIとUSDCをプールへ預けることで流動性を提供できます。
流動性プールに資金を預けると、その対価としてLP(Liquidity Provider / 流動性提供者)トークンという証明書を受け取ります。
そのLPトークン保有者に対して報酬を配布する仕組みです。
Curve Financeでのイールドファーミングの報酬はCRVトークンが付与され、APY(年間利回り)に応じて量は変動します。
Curve DAOによって運営

Curve Financeは、分散型自律組織(DAO)と呼ばれる仕組みで運営されています。
DAOとは、特定の所有者や管理者がいなくても、メンバー同士で協力して事業やプロジェクトを進められる組織のことです。
Curve FinanceのDAOでは、メンバーはCurveのガバナンストークンであるCRVをCurve Financeに預けることで、提案や投票ができます。
CRVは、取引所で取引をしたり、Curve Financeで流動性を提供したりすることで入手可能です。
また、CRVをCurve Financeに預ける(ステーキング)ことで、流動性プールでのCRV付与量を最大2.5倍に増やせます(ブースティング)。
預けたCRVの量と期間によって、より多くのveCRVトークンを得ることが可能です。2,500veCRV以上保有を条件に、Curve DAOで意見を提案することができます。
▪️ Emergency DAO
Curve DAOには、Emergency DAOという9人のメンバーからなるDAOが存在します。
Emergency DAOは、Curve Financeの資金が失われる危険がある場合に、引き出し以外の機能を全て停止できる権限を持っています。
無効にした後は、Emergency DAO、Curve DAOのどちらかが再び有効化可能です。
Emergency DAOのメンバーは、Curve DAOの投票によって決められます。
イールドアグリゲータ「Convex Finance」

Convex Financeは2021年5月にリリースされ、Curve FinanceのCRVやLPトークンを預かって運用するイールドアグリゲータです。
イールドアグリゲータとは、イールドファーミングの利益を自動で最適化してくれるサービスのことで、Convex Financeを利用することでCRVをより効率的に運用できます。
Curve Financeの使い方
Curve Financeの使い方を解説します。
手順は以下の通りです。
- 国内取引所で仮想通貨を購入
- 海外取引所でステーブルコインを購入
- メタマスクにステーブルコインを送金
- Curve Financeにメタマスクを接続し、ステーブルコインを交換
- Curve Financeでイールドファーミング
国内取引所で仮想通貨を購入
はじめに国内取引所で仮想通貨を用意しましょう。
購入した仮想通貨は、海外取引所でステーブルコインを購入するために使用します。
購入におすすめの仮想通貨は、送金手数料が安く、送金スピードも速いリップル(XRP)です。
海外取引所でステーブルコインを購入
続いて海外取引所でステーブルコインを購入しましょう。
もし、海外取引所の口座開設していない場合は、ByBITがおすすめです。
口座開設し、国内取引所から仮想通貨を送金できたら、ステーブルコインを購入します。
メタマスク(Metamask)にステーブルコインを送金
Curve Financeを利用するには、ウォレットアプリが必要です。
さまざまなウォレットアプリを利用できますが、イーサリアム系の仮想通貨に対応した「メタマスク」を利用しましょう。
海外取引所から、メタマスクに送金できたら次へすすみます。
Curve Financeにメタマスクを接続し、ステーブルコインを交換
Curve Finance公式へ移動し、「CONNECT WALLET」をクリックします。
クリックしたら、メタマスクで認証すればCurve Financeを利用可能です。
「SWAP」から仮想通貨を交換できます。
Curve Financeでイールドファーミング
Curve Financeでイールドファーミングするには、「POOLS」をクリックします。
移動先ではさまざまな組み合わせの流動性プールが表示されているので、その中から好きなプールを選択しましょう。
その後は、必要な仮想通貨の数量などを設定し、ウォレットで認証すれば完了です。
Curve Financeの今後・将来性
Curve Financeの今後や将来性について、以下の3つのポイントを解説します。
- Difi市場の拡大によってCurve Financeの需要が高まる
- ステーブルコインの需要に影響を受ける
- オリジナルのステーブルコイン「CRVUSD」を開発中
Difi市場の拡大によってCurve Financeの需要が高まる
グローバルインフォメーションによるとDeFi市場は近年急速に成長しており、2021年には約117億8000万米ドルの規模に達したとのことです。
今後も、ブロックチェーン技術の採用が増えることで、2022-2029年までには年平均42.5%以上の成長率が見込まれています。
Curve Financeは、DeFi市場の中でも、安定した価格の暗号資産(ステーブルコイン)を交換するためのプラットフォームです。
低い手数料や高い流動性などの利点を持つため、DeFi市場の拡大にともなって、今後も需要が高まると考えられます。
ステーブルコインの需要に影響を受ける
Curve Financeは、ステーブルコイン間の交換に特化した分散型取引所です。
ステーブルコインの利用者が増えると、Curve Financeの流動性や取引量も増えます。 これは、CRVトークンの価格上昇にも繋がるでしょう。
しかし、ステーブルコインはリスクも抱えています。
2022年5月には、TerraUSDというステーブルコインが暴落し、多くのユーザーが損失を被りました。
この事件によって、各国政府はステーブルコインに対する法規制の動きを強めています。
ステーブルコインの規制が厳しくなれば、Curve Financeの需要も減少する可能性があるかもしれません。
したがって、Curve Financeの今後や将来性は、ステーブルコインの需要に左右されると言えるでしょう。
オリジナルのステーブルコイン「CRVUSD」を開発中
Curve Financeは、独自のステーブルコイン「CRVUSD」を開発しています。
このステーブルコインは、価格がドルに固定されており、仮想通貨を過剰に担保することで発行できる仕組みです。
このような設計は、MakerDAOのDAIやAaveのGHOと似ています。
仮想通貨はボラティリティ(価格変動)があるため、下がる場合に備えて過剰に担保する必要があるのです。
USDTやUSDCといった中央集権型ステーブルコインの流通が多い市場であるため、Curve Financeは激しい競争に直面するでしょう。
最後に
以上、「Curve Finance(カーブファイナンス)」の仕組みから将来性までを解説してきました。
「 Curve Finance(カーブファイナンス)」は、DeFi分野での急速な進化と安定通貨の需要増加において鍵となる存在とされています。
そのユーザーフレンドリーな特性と技術的な革新が、今後のDeFi市場での成功を予測させています。
ぜひ知識を深め、利用してみてはいかがでしょうか。
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